訳者あとがき
本書は、2006年4月に発売された『Programming PHP Second Edition』の日本語訳です。生みの親が自ら語るPHP言語の歴史(第1章)、正規表現による文字列操作(第4章)、PHP5によるオブジェクト指向プログラミングの基本(第6章)、PDFファイルの作成(第10章)、セキュリティを確保するための基礎知識(第12章)、PHP言語そのものを拡張する方法(第14章)、WindowsならではのPHPの使用法(第15章)などの幅広い内容を取り扱っています。各章はほぼ独立しているので、PHP言語についてある程度ご存じな方は、目次をざっと眺めて気になった章から読み進めていくことができます。これからPHP言語の勉強を始めようという方は、まず第2章から第5章までを順に読んでいくとよいでしょう。
もしあなたが初めて学ぶプログラミング言語がPHPであるというのなら、『初めてのPHP5』(オライリー・ジャパン刊)もあわせてお読みになることをおすすめします。また、セキュリティを意識した安全なプログラムを書く方法をしっかり勉強したいという方には『入門PHPセキュリティ』(オライリー・ジャパン刊)をおすすめします。
原書の発売から1年以上が経過していることもあり、本書の内容の中には多少古くなっているところもあります。翻訳の際にはできるだけその時点の最新情報を反映させるよう心がけましたが、それでも足りないところもあるでしょう。本文中で紹介できなかった情報としては、次のようなものがあります。
- PHP5.2の新機能 (http://www.php.net/manual/ja/migration52.php)
- PHP5が発表されてから現在に至るまでの変更点がまとめられています。
- PEAR MDB2 (http://pear.php.net/manual/ja/package.database.mdb2.php)
- 第8章で紹介されているPEAR DBの後継版となるパッケージです。
- フィルタ関数 (http://www.php.net/manual/ja/ref.filter.php)
- 第12章で説明されている「入力値のフィルタリング」を行うために新たに追加された関数群です。
- Codegen_PECL (http://pear.php.net/package/CodeGen_PECL)
- 第14章で紹介されているext_skelスクリプトよりも高機能な雛形作成ツールです。
また、原書の付録として掲載されていた「関数リファレンス」と「拡張モジュールの概要」については日本語版では省略しています。最新の情報がオンラインで公開されている(http://www.php.net/manual/ja/)ので、こちらをご利用ください。
サンプルコードや正誤表などの情報は、ウェブページから取得することができます。URLは『はじめに』に記載されているのでご参照ください。
2007年9月
高木正弘
